中国、中央企業６社を再編

国有資産監督管理委員会（国資委）企業改革局は、中央企業の６社に対し再編を行うことを明らかにした。これによって、国資委直轄の中央企業は189社から186社となる。

中国鉄路工程総公司、中国海外工程総公司、中国衛星通信集団、中国四維測絵技術総公司、中国国際旅行社、中国免税品（グループ）総公司の６社は今回の再編対象となる。このうち、海外工程、四維測絵技術、免税品（グループ）各社がほか3社の100％の子会社となる。再編案は来年１月末に国資委による審査の後、実施される。

国資委の李栄融主任によると、中央企業への資本分配や業務の重複、無秩序な競争状態という問題が長期にわたって存在しており、こうした問題は資本調達やプロジェクト入札の際の弊害要因となっており、根本的な解決を迫られている。

今回の再編が中央企業全体にとっても、総体的な競争力の向上や企業構造の改善などに有利である。国資委は経営幹部の公開募集や賃金制度の改善など中央企業の体制改革を図るさまざまな試みを行ってきており、この再編もそうした政策の一環である。