地球周辺の宇宙空間を観測、
「探測1号」打ち上げ成功

中国と欧州宇宙機関（ESA）が共同で進める宇宙プロジェクト「双星計画」が昨年12月30日開始した。同日午前3時6分18秒、同プロジェクトの1基目の衛星「探測1号」を搭載した「長征2号丙/SM型」運搬ロケットが、四川省の西昌衛星発射センターから打ち上げられた。

「探測1号」のシステム衛星の開発は、中国航天科技集団公司傘下の中国宇宙技術研究院が担当し、データ収集・管理・伝達の機器や一部の観測機器は、中国科学院宇宙科学応用研究センターが制作し、残りの観測機器は欧州宇宙機関（ESA）が欧州の科学研究機関と共同で開発した。衛星の総重量は350キロで、設計寿命は18カ月、中国が初めて打ち上げる高軌道衛星となる。