2004 No.02
(0105 -0109)

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外交部、日本首相の靖国神社参拝に
厳重な申し入れ

王毅外交部副部長は1月1日、外交部で原田親仁駐中国日本臨時代理大使(公使)を召見し、日本の小泉純一郎首相が靖国神社を参拝したことに対し、厳重な申し入れをした。また、駐日本中国大使館も、日本政府に申し入れをした。

王副部長の申し入れの内容は次の通り。

小泉首相が中国やアジアの人々の反対を顧みず、独断で靖国神社を再度参拝したことに対し、中国側は強い怒りを表明する。戦争被害国の人々の感情を傷つけるこのような行為を強く非難する。

靖国神社には、中国やアジアの人々の鮮血で両手を染めたA級戦犯が祭られている。小泉首相は侵略の大きな被害をうけた中国やアジアの人々の感情や、国際的な共通の認識と良知を無視し、A級戦犯が祭られる靖国神社への参拝を二度三度と繰り返した。これは侵略の歴史を反省するという自身の約束に反するだけでなく、中日関係の政治的基礎を一層損なうものである。こうした背信行為は、中国の人々にとっては断じて受け入れられない。

「歴史を鏡とし、未来に目を向ける」は、歴史問題に対応する唯一の正確な態度である。日本の指導者が靖国神社の問題で引き続き誤った行動を取るのであれば、中国やアジア、ひいては世界の人々の信頼を失うばかりでなく、最終的には日本自身の利益を一層損なうことになるだろう。われわれは日本の指導者に、中国やアジアの人々の正義の声に真剣に耳を傾け、参拝によるマイナスの影響を実際の行動で取り除くよう求める。

れは引き続き、「一国二制度」、「香港による香港統治」、「澳門による澳門統治」、高度自治の方針を徹底し、大陸部と香港、澳門間の経済貿易関係を強化するとともに、香港と澳門の長期にわたって安定した繁栄を維持する。

われわれは「平和統一、一国二制度」の基本方針と両岸関係の発展、祖国平和統一のための8項目の主張を引き続き堅持し、最大限の誠意、最大限の努力をもって、祖国の平和統一実現に努める。またわれわれはいかなる形式であれ、「台湾独立」という分裂活動に断固として反対し、いかなる人物、いかなる方法にかかわらず、台湾が中国から分離することを決して許さない。