外交部、森前首相の台湾訪問に
「遺憾と強い不満」

劉建超外交部スポークスマンは昨年12月25日、森喜朗前首相が同日台湾を訪問したことについて、記者の質問に答えた。

――森前首相は25日に台湾を訪れた。首相経験者の台湾訪問は、福田赳夫氏以来初めてのことである。中国側はこれをどう論評するか。

森前首相が、中国側の度重なる強い申し入れや反対を顧みず、台湾訪問に固執したことについて、遺憾と強い不満の意を表明する。台湾問題は中国の主権や領土保全に関わる重要な原則的問題である。日本と台湾との間で、いかなる形であれ、公式訪問や政治的色彩を取り帯びた関係が持たれることに強く反対するとともに、日本側が言行一致を貫き、「中日共同声明」など3つの政治文書の原則や、台湾問題に関するこれまでの合意事項を順守し、政治的な悪影響を除いて中日関係という大局を守るため、直ちに適切な措置を取ることを要求する。