2004 No.04
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陜西、秦の始皇帝陵に次ぐ規模の陵墓群を発見

陝西省考古研究所は1月8日、西安市郊外にある秦の始皇帝陵の近くで、秦代(紀元前221〜206年)のものとみられる陵墓が発見されたと発表した。この陵墓は秦の始皇帝陵に次ぐ大きなもので、「2003年の考古学の重大発見」と見られている。

陵墓が発見されたのは、秦の始皇帝陵の外壁の西500メートルの磚房村移民集落にある。発見した113の陵墓には古代の陵墓が36含まれている。このうち、規模の大きい6つの陵墓が秦代のものとみられ、調査の結果、いずれも秦の始皇帝陵と関係があることが確認された。専門家によると、同陵墓群は、秦の始皇帝陵付近でこれまで発見されたもののうち最大規模のものである。この 6つの陵墓のうち1つが「中」字型をしていることから、考古学者の関心を集めている。同陵墓は秦の始皇帝陵に次いで大きく、漆の彩色の跡、緑青(銅のさび)、織物などが確認された。

発掘が開始されていないため、「中」字型陵墓を始めとする6つの陵墓の主が誰であるかは、謎に包まれている。付近では、大規模な陪葬坑も1つ発見された。