2004 No.04
(0119 -0123)

アドレス 
中国北京市
百万荘大街24号
北京週報日本語部
電 話 
(8610) 68326018 
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>> 経済

 

 

使用済み家電の回収処理が試験的にスタート

中国国家発展改革委員会はこのほど、国務院の認可を経て、使用済み家電・電子製品処理回収システムの試行地区として浙江省と青島市を指定した。

中国の一般家庭に家電が普及し始めたのは1980年代であった。一般的な耐用年数を10〜15年とすると、2003年ごろから買い替え・廃棄のピークに入る。ピーク期には年間廃棄量は、冷蔵庫が400万台、洗濯機とテレビがそれぞれ500万台に達すると見込まれる。このほか、大量のエアコンやサイクルの速いパソコンなどの買い替えピークもひかえている。

現在、国内では、使用済み家電・電子製品処理回収システムが確立されておらず、家電の処理・回収はほとんど営利の目的で行われている。無秩序な回収や分解処理技術の遅れにより、資源浪費や環境汚染が深刻になり、消費者の安全を脅かす問題となっている。