2004 No.06
(0202 -0206)

アドレス 
中国北京市
百万荘大街24号
北京週報日本語部
電 話 
(8610) 68326018 
(8610) 68886238

>>中日交流


曽慶紅副主席、日中友好協会の訪中団と会見

曽慶紅国家副主席は2月4日、日本の村山富市元首相、社団法人日中友好協会の平山郁夫会長ら、日中協会訪中代表団一行と会見した。曽国家副主席は日中友好協会の人々が中日の善隣友好関係に貴重な貢献をしてきたことに対し、称賛の意を表した。

曽国家副主席は「中日関係は全体としては良好であり、中国経済の継続発展と日本経済の好転に伴い、両国による協力は今後さらに広がるだろう」と表明した。

また「大きな歩調で発展する両国の関係を見ると同時に、両国の間に存在する問題も直視し、処理していかなければならない」、「特に歴史問題と台湾問題は、中日関係の政治的基礎となる重大な原則問題だ」と指摘し、中国側の一貫した主張として「歴史を鏡とし、未来に目を向ける」ことを強調するとともに、日本側に対し「中日共同声明」など3つの政治文書の原則を順守し、歴史問題と台湾問題を適切に処理していくよう希望を伝え、さらに「新しい時代に、日本の各界が『友好』という良い伝統を継承・発揚し、友好交流の新しい局面を切り開くとともに、中日関係の長期にわたる健全かつ安定した発展や両国国民の世々代々の友好のために引き続き努力することを望む」と述べた。

村山元首相は、曽副主席の中日関係に対する見方に賛意を表明した。村山元首相は、任期中の1995年8月15日に日本政府を代表して発表した「村山談話」で、日本が過去に行ったアジア諸国への「殖民統治と侵略」に対し、「深い反省とおわび」の意を表明したことを振り返った。そのうえで、「日本の現政権が談話の精神を引き続き順守し、歴史問題などを適切に処理することを望む」と表明した。