2004 No.06
(0202 -0206)

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>>中日交流


村山元首相、北京で中日関係について演説

山富市元首相(日中友好協会名誉顧問)は2月3日、中国人民対外友好協会が主催するシリーズ講座「友好と平和」の第1回講座に出席し、「村山談話と日中関係」をテーマに演説を行った。

村山元首相は戦後50周年にあたる首相在任中の1995年に発表した「村山談話」を回顧し、私は当時、日本政府を代表して、「日本が植民地支配と侵略によってアジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えた事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのおわびを表明する」と発表したと述べた。

演説の中で、村山元首相はさらに、「日本側が誠意をもって戦争の残した問題を処理し、平和憲法の果たす役割を尊重してこそ、他国との相互理解と信用を確立することができる」と強調し、さらに(1)民間交流は日中友好の基礎であり、たゆまず発展させていかなければならない(2)日本の政治家は歴史を直視すべきであり、アジア諸国民の感情を傷つけてはならない(3)日中両国は文化交流を促進し、相互理解を深め、誤解と疑念を取り除く必要がある――と指摘した。

また今年80歳高齢の村山元首相は、「先輩のバトンを受け継ぎ、日中関係の発展に引き続き努力してほしい」と日中の若い世代への希望を伝えた。