2004 No.06
(0202 -0206)

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2003年の銀行の不良債権比率が低下

中国銀行業監督管理委員会(CBRC、銀監会)は2003年の金融機関の不良債権残高に関する統計データを発表した。残高は2兆4000億元で、2002年初めより1574億元減少し、不良債権比率は15.19%で、4.69ポイント減少したことが明らかになった。

データによれば、不良債権残高の減少が不良債権比率の低下に与えた貢献率は21%である。種類別では、国有商業銀行の不良債権残高は1兆5900億元で、2002年初めより1312億元減少し、不良債権比率は16.86%であった。株式制商業銀行の残高は1540億元で、2002年より77億元減少し、不良債権比率は6.5%である。

都市銀行の不良債権残高は993億元で、2002年初めより58億元減少し、不良債権比率は12.85%に下がった。農村信用協同組合の残高は5049億元で、2002年より86億元減少し、不良債権比率は29.72%に下がった。

CBRCは、今年の重点改革目標として、国有銀行の株式制移行と農村信用協同組合の改革モデル政策を打ち出した。このほか、貸し付けリスクの分類、監督管理システムの構築と強化を図り、不良債権比率の低下と不良債権残高の減少を実現する「ダブルダウン」政策の実施に努めることを考えている。