「神舟6号」宇宙飛行士の訓練が来月開始
中国の宇宙飛行士14人は3月から、2度目の有人宇宙船「神舟6号」に向けた本格的な訓練を再開する。楊利偉飛行士による中国初の有人宇宙飛行が成功した10月以来、宇宙飛行士14人は休養・調整期間として、軽いトレーニングや操縦知識の復習を続け、楊飛行士のミッションについて総括し、理解を深めてきた。春節(旧正月)には貴重な休暇期間を迎え、のんびりとした時間をすごした。
「中国航天員(宇宙飛行士)選抜・訓練研究室」の黄偉芬主任は、「宇宙飛行士の訓練は、基本的に現在の訓練プログラムに沿って行われる。ただ、1人乗りだった『神舟5号』と異なり『神舟6号』は2人乗りのミッションになるため、これに合わせた訓練内容の変更が必要になる。『飛行手帳』についても調整が行われる」と説明した。
14人の宇宙飛行士は、性格・作業協力・相互補完性などを検討し、7組のペアに分けられる。その後3組に絞って飛行チームを編成。発射前に最終的に1組が選ばれ、「神舟6号」に搭乗することになる。楊利偉飛行士も候補者の1人である。
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