2004 No.07
(0209 -0213)

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>> 経済

 

 

2003年の対中直接投資が大幅減速

中国商務部はオフィシャルサイトの上で、2003年の中国における海外企業の直接投資額を発表し、実質ベース投資額は535億500万ドルで、前年と比べて1.44%増え、成長率は2002年の12.51%より大幅に低下したことが明らかになった。

外資による直接投資の増加幅が減速を始めたのは昨年下半期に入ってからであった。8月の実質ベースの直接投資額はで33億2000万ドルで、前年同期と比べて28.28%減と大きく落ち込み、9月から11月にかけても継続して減速したが12月に入ってからようやく回復し、同月の投資額は63億5100万ドルに達し、年間でわずかな増加を維持した。

直接投資減速の主な原因は、新型肺炎SARSの影響や世界的な海外投資の冷え込みであるが、ほかに米国貿易の回復や中国周辺諸国の外資誘致策が積極的になってきたことも大きく影響している。

このほか、2004年の投資状況は、世界的に経済回復の傾向を示しており、海外企業や多国籍企業の増益が促され、これに伴って投資熱も高まることが予想されている。今年の全世界の年間直接投資総額は7000億ドルに達する見込みである。