2004 No.07
(0209 -0213)

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>> 経済

 

 

2003年の中国の自動車貿易は100億ドル入超

中国税関は2003年の中国の対外自動車貿易に関する統計データを発表し、輸入総額は144億4700万ドルで、前年と比べて84%増え、輸出総額は47億1000万ドルで、前年同期と比べて34%増となり、貿易赤字は100億ドル近くに達したことを明らかにした。

昨年の自動車貿易の内訳は、完成品の総輸入台数が12万5129台、総額は52億5100万ドルで、前年と比べて63%増えた。主要コンポーネントの輸入総額は29億9200万ドルで、前年同期と比べて131.9%増え、付属コンポーネントの輸入総額は62億400万ドルで、前年同期と比べて85.7%増えた。コンポーネント輸入が大幅に増加したことで、中国国内の乗用車生産台数が200万台突破する基礎ともなった。

輸出面では、完成品の総輸出台数が12万5100台で、輸出総額は4億ドルに達した。主要コンポーネントの輸出総額は6億3000万ドルであった。付属コンポーネントの輸出総額は36億8000万ドルである。

中国商務部の魏建国副部長は、自動車貿易が赤字となったことについて、中国の自動車産業を海外の自動車大国と同列に見て比較するべきではないと指摘し、中国の自動車コンポーネント産業は着実に成長しており、そう遠くない将来に輸出も拡大するだろうという見解を示した。

 

直接投資減速の主な原因は、新型肺炎SARSの影響や世界的な海外投資の冷え込みであるが、ほかに米国貿易の回復や中国周辺諸国の外資誘致策が積極的になってきたことも大きく影響している。

このほか、2004年の投資状況は、世界的に経済回復の傾向を示しており、海外企業や多国籍企業の増益が促され、これに伴って投資熱も高まることが予想されている。今年の全世界の年間直接投資総額は7000億ドルに達する見込みである。