2004 No.07
(0209 -0213)

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>> 経済

 

 

外資系企業に対するオンライン年度
検査が今年から実施

中国国家工商行政管理総局は今年から外資系企業にオンライン年度検査を実施することを決定した。企業は専門的なサイトに登録すれば、年度検査の要求を調べ、年度検査表をダウンロードし、年度検査書類を申告し、企業の登録機関に行き来する回数を最大限に減らし、年度検査の時間を短縮するころができるという。

工商行政管理総局外資系企業登録局企業監督処の劉Y氏によると、これまで外資系企業は年度検査を受けるため、コンサルタント、表の領収、申し入れ、捺印で登録機関に何回も行き来し、手続きがたいへん繁雑だった。今年から、年度検査を受ける企業は「中国外資企業登記網」に登録すると、年度検査報告書を表にして報告し、それを工商行政管理総局外資局に発送したあと、外資局の職員がオンラインで発送した前段階の審査を経た指令を受け取ることができる。企業はオンラインから二次元バーコード付「年度検査報告書」をコピーし、公印を押し、法定代表者が確認、署名してから、ほかの書類とともに外資局に報告する。外資局は確認後、その場で年度検査の手続きを済ませる。

オンライン年度検査システムが二次元バーコード技術を採用しているため、企業の電子文書の年度検査報告書は秘密性とコピー不可能性がある。試行の段階では、企業は自由にオンライン年度検査あるいは元の年度検査の方式を選択できる。1カ月に、約百社の企業がオンラインでユーザー登録を行っているが、その数は、年度検査企業総数の9分の1を占めている。3月15日の申告締め切り日までに、より多くの企業がオンライン年度検査を選択するものと見られる。

工商行政管理部門のネットワークシステムのたえまない改善につれて、これらの外資系企業に便宜をはかるやり方が続々と外資系業登記管理のほかの面にも普及されるという。

 

直接投資減速の主な原因は、新型肺炎SARSの影響や世界的な海外投資の冷え込みであるが、ほかに米国貿易の回復や中国周辺諸国の外資誘致策が積極的になってきたことも大きく影響している。

このほか、2004年の投資状況は、世界的に経済回復の傾向を示しており、海外企業や多国籍企業の増益が促され、これに伴って投資熱も高まることが予想されている。今年の全世界の年間直接投資総額は7000億ドルに達する見込みである。