三峡ダム、広東省への送電を開始
三峡水力発電所は広東省への送電を始めた。三峡ダムの電力は500キロボルト交流電線で、三峡=広州の直流送変電プロジェクトを通じて、宜昌から広東省に送られる。国に認可された三峡電力分配プランによると、今年、広東省への送電は81億6000万KWH、最大電力は180万KWに達する見込みである。
三峡工程総公司によると、国家発展改革委員会は今年、三峡発電所に333億8000万KWHの発電計画を指示している。また、国務院に認可された三峡発電の電力供給プランによると、今年は中国の中部地域に82億3000万KWH、東部地域に169億9000万KWHを送電し、また、広東省への送電を始めることが計画されている。
国務院三峡ダム建設委員会副主任・中国長江三峡工程開発総公司総経理の李永安氏によると、三峡発電所は今年の目標として、少なくとも発電ユニット4基を設置し、5基目の設置を目指している。目標が順調に達成すれば、三峡水力発電所は今年末までに発電ユニットが計11基に増え、発電容量が770万KWに達する。これに葛洲?水力発電所の271万5000KWを加えれば、三峡総公司の総発電容量は一挙に1000万KWを突破する。
2003年、三峡水力発電所は発電ユニットが6基も稼動し、1年間の発電量が86億KWHに達し、電力は湖北、河南、湖南、江西、上海、江蘇、浙江、安徽、重慶などの省、直轄市に送られた。
直接投資減速の主な原因は、新型肺炎SARSの影響や世界的な海外投資の冷え込みであるが、ほかに米国貿易の回復や中国周辺諸国の外資誘致策が積極的になってきたことも大きく影響している。
このほか、2004年の投資状況は、世界的に経済回復の傾向を示しており、海外企業や多国籍企業の増益が促され、これに伴って投資熱も高まることが予想されている。今年の全世界の年間直接投資総額は7000億ドルに達する見込みである。
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