2004 No.07
(0209 -0213)

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>> 経済

 

 

通信機器製造が中国の一大産業に

中国では、電子情報製品製造業の2003年の売上高が前年比34%増の1兆8800億元に達した。産業スケールは国内の工業分野において最大となり、世界でも第3位に躍進した。

国家発展改革委員会がこのほど発表したデータによると、2003年に国内のパソコン、カラーテレビ、集積回路(IC)、プログラム制御交換機などの生産が急ピッチで上昇した。生産量は前年と比べて、パソコンが83.2%増の3084万台、カラーテレビが15%増の6000万台、IC製品が38.3%増の139億個、プログラミング交換機が25.5%増の7379万台に増え、売上率はいずれも97%を上回った。

プログラム制御交換機の生産シェアは世界トップの30%に達した。このほか、携帯電話、カラーテレビ、カラーディスプレーの生産シェアはそれぞれ35%、40%、55%に達し、いずれも世界トップにランクされている。生産量に占める輸出率は、移動電話とパソコンは約50%、カラーテレビは約40%で、カラーディスプレーは60%を超えた。

 

直接投資減速の主な原因は、新型肺炎SARSの影響や世界的な海外投資の冷え込みであるが、ほかに米国貿易の回復や中国周辺諸国の外資誘致策が積極的になってきたことも大きく影響している。

このほか、2004年の投資状況は、世界的に経済回復の傾向を示しており、海外企業や多国籍企業の増益が促され、これに伴って投資熱も高まることが予想されている。今年の全世界の年間直接投資総額は7000億ドルに達する見込みである。