2004 No.07
(0209 -0213)

アドレス 
中国北京市
百万荘大街24号
北京週報日本語部
電 話 
(8610) 68326018 
(8610) 68886238

>> 経済

 

 

中国のエネルギー生産目標が20%上方修正さる

中国石油化学工業学会が最近、石油、天然ガス、石炭、電力などエネルギー資源の全体的な生産目標を20%上方修正する方向で検討が進められていることを明らかにした。

これは第10次5カ年計画期(2001―2005年)に制定された各種エネルギー資源の生産目標がすでにクリアされたことによるもので、都市化が進む中国経済におけるエネルギー消費量に対応した目標を改めて設定するものである。

第10次5カ年計画期に計画されていた数値は石油1億6900万トン、天然ガス500億立方メートル、石炭13億2000万トン、発電量1兆7300億KWHだった。現在提示されている数値は、石油1億7300万トン、天然ガス500億立方メートル、石炭19億トン、発電量2兆1000億KWHである。

このうち、中国の石油消費量の急速な増加につれて、中国国内の生産目標が引き上げられたほか、海外からの輸入量も拡大されている。2003年の輸入量は9100万トンであったが、2004年は1億2000万トンに達すると見られている。

直接投資減速の主な原因は、新型肺炎SARSの影響や世界的な海外投資の冷え込みであるが、ほかに米国貿易の回復や中国周辺諸国の外資誘致策が積極的になってきたことも大きく影響している。

このほか、2004年の投資状況は、世界的に経済回復の傾向を示しており、海外企業や多国籍企業の増益が促され、これに伴って投資熱も高まることが予想されている。今年の全世界の年間直接投資総額は7000億ドルに達する見込みである。