2004 No.07
(0209 -0213)

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外交部、「日本の指導者の
靖国参拝」に断固反対

章啓月外交部スポークスマンは2月11日、記者の質問に答えて、「中国は日本の指導者が被害国国民の正義の声を無視し、『A級戦犯が合祀されていることに抵抗感はない』との言論を発表したことに対し、不満と遺憾を表明する」と述べた。

――日本の小泉首相はこのほど、靖国神社について、「A級戦犯が合祀されていることに抵抗感はない」「よその国から言われて、今までの気持ちを変える意思は全くない」と述べたほか、さらに他国にも「理解してもらわなければならない」と表明した。中国側はこれをどう論評するか。

靖国神社には、第二次世界大戦中に中国やアジア近隣諸国に対し大きな罪行を犯した日本のA級戦犯が合祀されている。中国側は、日本の指導者が靖国神社に参拝することに断固として反対する。われわれは日本の指導者が被害国国民の正義の声を無視し、こうした言論を発表したことに対し、不満と遺憾を表明する。過去のあの時期の歴史を正しく認識することは、中日関係の政治基礎であり、日本が真の意味でアジアや国際社会の信頼を得るための重要な条件である。中国は日本の指導者が侵略の歴史を反省するという約束を固く守り、被害国国民の感情を傷つけることを繰り返さないよう希望する。

章啓月外交部スポークスマンは2月5日の記者会見でイラク再建についての質問に答え、イラクの対中国債務の返済を大幅に減免する中国の決定を重ねて説明した。
同スポークスマンは、「債務の減免やその具体的金額については、いま統計、検討をしているところである」、「中国は発展途上国として、イラク国民が直面する人道に関わる局面を非常によく理解し、同情を寄せるとともに、イラク国民ができるだけ早く安定、平和、発展の道を進むことができるよう望んでいる。こうした精神に基づき、中国はこのような決定を下した」と説明し、さらに「中国はイラクの再建を重視するとともに、国際社会がイラク再建のために協力と援助を強化するよう希望する」と表明した。