2004 No.23
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>> 経済

 

中国、外資系保険会社の西部地域進出を後押し

5月23日、北京で開かれた「国際資本の中国戦略サミット」の席上で、中国保険監督管理委員会(CIRC)の李克穆副主席は医療保険、農業保険及び大規模災害保険などで実績を上げた海外保険機構が中国の西部地域及び東北地域への進出を積極的に後押しする構想を明らかにし、次のように語った。

中国はいま、農業政策推進の一環としての農業保険改革を検討中である。また、健康保険に関する保険会社の設立計画や生命保険の営業体制改善の模索なども進められている。

農業保険の面では、仏GROUPAMA社が2003年に中国支店の設立が認可されている。今後も引き続き海外保険機構の誘致に努め、医療保険、農業保険、災害保険の中国での普及を積極的に支持する。

海外保険機構の誘致拡大は、中国のWTO加盟時の承諾履行にもつながるものである。中国は段階的に海外保険機構に対する経営制限を緩和しており、中国の保険業界と海外資本の間に良好な提携関係が今後も築かれるだろうという見解を示した。

2003年末現在、中国国内に設置された外資系保険会社は37社で、中国保険業界の半数を占めた。特に1999年以降の中国進出が目覚しく、1999年から2003年にかけて、これら外資系保険会社の総資産は3.5倍の成長を見せている。