中国、呂秀蓮氏の米国「通過」に断固反対

劉建超外交部スポークスマンは5月26日、記者の質問について、台湾の呂秀蓮氏の「トランジット」での入国を米国側が許可することに中国側は断固反対するとの姿勢を表明した。同スポークスマンは、記者の質問に次のように答えた。

――米国政府のバウチャー報道官がこのほど、呂秀蓮氏が中央アメリカを訪問するときに米国に入国することを実証した。中国側はこれをどう論評するか。

早くから事実が証明しているとおり、台湾当局要人の米国での「トランジット」は口実にすぎず、真の目的は中国の分裂や中米関係破壊のための活動にある。

米国側が中国側の反対を顧みず、呂秀蓮氏の米国での「トランジット」を許可することは、中米の3つのコミュニケの原則に違反し、「台湾独立」勢力に誤ったシグナルを送り、中米関係にマイナスの影響をもたらした。われわれは、これに断固として反対する。

われわれは、米国側が上述問題の危険性をはっきりと認識し、「一つの中国」政策の堅持を実際行動で示し、中米の3つのコミュニケと「台湾独立」反対という約束を順守し、台湾との間のいかなる形式の公式な往来をも停止し、中米関係への損害を避けるよう強く促す。