中国ASEAN高官協議、6月にカンボジアで開催

劉建超外交部スポークスマンは5月27日の記者会見で、第10回中国東南アジア諸国連合（ASEAN）高官協議が6月3、4の両日、カンボジアのシアヌークビルで開かれると発表した。中国から外交部の沈国放部長輔佐が団長として、会議に出席する。会見での主な発言内容は次の通り。

中国・ASEAN高官協議は1995年から毎年開かれている両者にとって重要な政治協議制度だ。今回の協議は中国とASEANが平和と繁栄のための戦略的協力パートナーシップを深めるとともに、共に関心をもつ国際問題および地域問題について意見交換する。また、今年の中国・ASEAN外相非公式会議と年末の首脳会議の準備を進める。

ここ数年来、中国・ASEAN関係は急速に発展している。昨年の首脳会議は「中国とASEANの平和と繁栄のための戦略的パートナーシップに関する共同宣言」を発表した。中国が域外大国として初めて「東南アジア友好協力条約」に加盟したことは、中国・ASEAN関係が新しい段階に入ったことを示し、両者の関係のさらなる発展のための新しい展望を切り開くものである。