2004 No.23
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外交部、米の「中国軍事力レポート」
に潜む企図について語る

劉建超外交部スポークスマンは6月1日、記者の質問について、米国国防省がこのほど発表した「2004年中国軍事力年度レポート」では、中国の軍事力と軍事費用が工夫して誇張されているが、これには言外の意図があると指摘した。同スポークスマンは、記者の質問に次のように答えた。

――米国国防省がこのほど発表した「中国軍事力年度レポート」を、中国側はどう評価するか。

米国防省の同レポートには、冷戦時代の考えが充満している。これまでの「中国脅威論」を繰り返し、中国の軍事力や軍事費用の誇張に工夫を凝らしたもので、言外の意図が潜んでいる。

中国の国民は平和を非常に愛する。中国はあくまで独立自主の平和外交政策を遂行し、防衛中心の国防政策を実行し、平和発展の道を歩む。中国が主権国として、国家の安全と領土保全を守るために国防建設を進めるのは、当然のことである。

世界に中国は一つしかなく、台湾は中国の一部分である。中国政府は「平和的統一、一国二制度」の方針を堅持する。われわれは、最大の誠意と最大の努力で、祖国の平和的統一への展望を勝ち取りたい。しかし、「台湾独立」は決して容認せず、いかなる人がいかなる方式で台湾を中国から分割させることも決して許さない。「台湾独立」を目指す勢力による分裂活動は現在、台湾海峡の平和と安定にとって最大の脅威である。われわれは米国に、「一つの中国」の政策の堅持と、中米の3コミュニケの順守、「台湾独立」反対という約束を実際行動で果たし、いかなる口実による台湾への新型武器売却をも停止し、「台湾独立」を目指す勢力に誤ったシグナルを発しないよう促す。