2005 No.02
(0103 -0109)

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>>記者会見

外交部、「具体的事柄一つから中日関係を判断しない」と表明

劉建超外交部スポークスマンは昨年12月30日の記者会見で、記者からの質問に次のように答えた。

――李登輝氏の訪日からすでに3日たったが、中国は、李登輝氏が日本で問題のある行動を取ったかどうか気づいたか。日本に対する中国の態度は最近比較的冷静だが、中国の対日政策に変化があったのか。

あなた(記者)が挙げた一つ目の問題については、李登輝氏が日本で活動することを日本政府が許可したこと自体が最大の問題であり、重大な誤りでもある。われわれは事態の進展を密接に注視している。われわれは日本に対し、承諾事項を実行し、李登輝氏がいかなる政治活動に従事することも許さず、対策を講じて李登輝氏訪日許可による悪影響を取り除くよう求める。

二つ目の問題については、中国の対日政策は一貫したものであり、つまりわれわれは「歴史を鏡とし、未来に目を向ける」原則に基づいて、日本との善隣友好関係と長期的にわたり安定した関係を発展させることを望んでいる。この立場は決して変わっていない。しかし、中日間には確かにいくつかの問題がある。あなたは先ほど、中国の対日政策に冷静さが見られると指摘した。私は、中国はこれまでずっと非常に冷静であり、中日関係に非常に慎重に対応し、処理していると思う。われわれは完全に、中日関係の友好を守るという大局から、そして中国と日本の地域協力強化という角度から中日関係に対応し、処理している。この政策には長期性と安定性があり、われわれは中日関係を具体的な時間や事柄の一つ一つから判断、処理しているのではない。日本が実際の行動で中日関係改善の条件を整えることを希望する。