2005 No.02
(0103 -0109)

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北京の各界、スマトラ島沖地震のための募金活動を展開 

北京市宣武区南線閣街に、このたびのスマトラ島沖地震の被災者への支援金を募るコミュニティー募金ステーションが設置されている。

1月3日に同ステーションで2度目のカンパをした公務員の呉青生さん(50)は「ここ十数年、他国の災難のために中国の一般人がこれほど大規模な募金活動をするのは初めてだ。こうした良い行いが今後、伝統として受け継がれてほしい。支援が必要な地域には、中国政府だけでなく、中国の民衆も積極的に参加すべきだ。それでこそ大国としてのイメージに合致する。大国の国民には確かに国際的な責任感と役割分担が必要だ」と語った。

北京市西単の商業施設「中友商場」では、赤十字会が設置した募金箱が商品に劣らぬ注目を集めている。通りすがりの買い物客が記名もせずに寄付金を投じ、足早に去っていく。

同商場でカンパをした李さんは「今、私たちにも他人を助けることができるようになったのだから、このような行動に出るのは当然だ。新型肺炎SARS(重症急性呼吸器症候群)が流行した時、連日外出もままならず、家で見ていたテレビや新聞の報道で、欧州連合(EU)諸国、米国や隣国から多数の支援が寄せられたことを知って、感動した。私たちが今していることは、かつて他人がしてくれたことと同じだ」と語った。

昨年12月29日、北京青春オリンピック・ボランティア・サービス団が全市にカンパを呼びかけてから、今月3日までに各方面からの寄付金は計60万元に達した。募金活動は今月10日までつづける予定である。