2005 No.02
(0103 -0109)

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中国大陸部の人口は、13億人、課題も山積み

国家統計局の最新予測データによると、2005年1月6日、香港、澳門、台湾を除く中国大陸部の総人口は13億人に達する見通しである。

30年以上の努力により、中国は人口急増を効果的に抑えてきた。人口増加のパターンは高出産率・高死亡率・高増加率から、低出産率・低死亡率・低増加率へと歴史的転換をとげた。中国が人口抑制と計画出産を推進した結果、世界人口が60億人に達する日と中国大陸部の人口が13億人に達する日がそれぞれ4年間先に延び、世界人口の安定と発展に貢献した。また、中国では持続可能な発展といくらかゆとりのある社会の全面的建設に向け、好ましい人口環境が整られつつある。

国家人口計画出産委員会の関係者によると、人口の13億人突破に伴い、中国の人口政策や計画出産政策はさらに厳しい試練に直面する。現在、人口の増加率は低いが、絶対数の増加はまだ大きく、人口規模そのものが巨大という国情に変わりがない。また、出産率は低いが不安定であることや、新生児の男女比率の格差が拡大を続けていること、流動人口や高齢者の数がこれからピーク期を迎えることなど人口をめぐる問題は多く、特に労働人口の急増により雇用創出の負担が増大している。人口政策と計画出産政策にはさまざまな困難や試練が予想され、今後も手を緩められない状況が続くものとみられる。