中国、グレナダとの国交を回復

中国とグレナダは1月20日から国交を回復すると発表したが、両国の外相が当日北京で各自の政府を代表して国交回復の共同コミュニケに調印した。

ニムロド・グレナダ外相は調印式の後行われた記者会見で、「グレナダ政府は『一つの中国』、つまり中華人民共和国が中国を代表する唯一の合法的政府であり、台湾は中国の領土から切り離せない一部分であることを認める」と発表した。

唐家せん国務委員はその後ニムロド外相と会見し、「グレナダが『一つの中国』を認め、堅持することは中国とグレナダの両国人民の根本的かつ長期の利益に合致する。中国は国連憲章と平和共存五原則を踏まえて、グレナダとの関係を発展させる。双方は各分野における協力を強化する必要がある」と述べた。

これに対し、ニムロド外相は「グレナダは中国との国交回復を期待しており、今後は長期にわたり友好協力関係を発展させていきたい」との考えを示した。