2005 No.04
(0117 -0123)

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中国代表、神戸での国連防災世界会議で六つの提案

神戸で開催中の国連防災世界会議は1月19日午前、高官円卓会議を開き、中国、インド、世界気象機関(WMO)など6つの国と国際機関の代表が防災問題について発言した。中国民政部の李学挙部長は、将来の自然災害にどう対応するかについて、6つの提案を行った。

(1)政策や法律を通じて防災を持続可能な発展戦略に組み入れるとともに、実行力を増加する。

(2)危険評価と予防警報の分野では、情報収集の基礎的活動を強化する。

(3)防災工事の分野では、各種災害の危険性が高い地域で防災建設工事を強化し、災害が多く、災害に弱い地域や生態環境の比較的脆弱な地域での災害を制御する能力を適切に高める。

(4)防災教育・広報の分野では、全方位かつ地域コミュニティーを基礎とする教育と訓練を繰り広げることによって、一般市民の災害に対する認識を高める。

(5)将来の災害に備え、救急救援の分野において、国と地方の各レベルの災害救援システムを確立し、経常的に実際に即した訓練を展開する。

(6)国際協力分野では、政府は既存の機関や枠組みを利用して、多国間および二国間の交流と協力を引き続き繰り広げる。さらに、先進国は発展途上国の防災に対する援助を適切に強化すべきで、特に発展途上国の災害リスク対応能力の向上を援助すべきである。