2005 No.05
(0124 -0130)

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回良玉副総理、地震・津波警報システム確立で4提案

回良玉国務院副総理は1月25日、北京で開催された「中国−東南アジア諸国連合(ASEAN)津波警報シンポジウム」に出席した。

回副総理は中国政府を代表してあいさつし、「中国は隣国との善隣関係とパートナーシップを維持する方針を堅持し、ASEAN諸国や関係国際機構との交流・協力を一層強化し、地震・津波による被害の防止や軽減に共に力を入れる」と表明し、さらに津波警報システム確立の提案として、次の4点を挙げた。

(1)世界的規模の計画と連携を強化する。津波警報システムを確立する面の国連の指導的、調整的な役割を支持するとともに、地域におけるASEANの重要な役割を支持する。

(2)インド洋の津波警報システムの早期確立を支持する。同システムが過去の経験を十分に生かし、できるだけ早く実効を発揮することを願う。

(3)ASEANの地震・津波に対する警戒能力の育成を支持する。中国政府は可能な範囲内で、技術装備の提供や人材育成での協力などを行いたい。

(4)今回の地震・津波警報での協力を契機として、被災を防止、軽減するために全面的協力を強化する。