2005 No.05
(0124 -0130)

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中国とASEAN、津波対策で行動計画に調印

中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)による地震・津波に関する国際会議「中国−ASEAN津波警戒シンポジウム」が1月26日午後、北京飯店で閉幕した。中国とASEANは、地震・津波警戒システムを確立するための行動計画に調印した。

同行動計画の主な内容は次の5点である。

(1)インド洋と東南アジア地域の津波警戒システムを確立する。

(2)アジア地域の地震観測機関のネットワーク体制を確立する。

(3)技術交流と情報共有を加速し、津波警戒システムの確立準備を進める。

(4)中国のアジア災害減少会議招集提案により、近い将来に開催するよう計画を進める。

(5)ASEAN地域と南アジア地域の破壊力の大きい地震について、中国地震局が国内観測ネットワークの測定データを所望する国と機構に提供できるようにする。

中国政府は同行動計画に基づき、国連からの協力の要求に応じて、アジア地域の地震観測機関のネットワーク体制を確立するために、測定器具や技術面からサポート、トレーニング、地震予報研究、災害試算、緊急システムなどを提供する。このほか、先に時期を提示したASEAN加盟国や他の有志機構の研修プログラムを早期に開始し、災害対策計画や必要と能力の評価およびASEAN諸国の地震担当部門の能力強化をサポートする。