黄菊副総理、世界経済フォーラム年次総会で演説

黄菊国務院副総理は1月29日、スイスのダボスで開催中の世界経済フォーラム年次総会（ダボス会議）で、「科学的発展観と21世紀の中国経済」と題して演説を行った。

中国経済は急速な発展を続け、国力は日増しに増強し、世界経済に与える影響は絶えず拡大しており、国際社会も中国の発展政策やその見通しを注視している。黄副総理は演説の中で、中国の経済と社会のバランスの取れた全面的な持続可能な発展を促す科学的発展観や政策措置に焦点を当て、それを詳細に紹介し、同時に、中国政府の国際協力強化、共同発展の促進という政策的主張をも説明し、次のように強調した。

経済のグローバル化が加速する新たな情勢の中で、中国の発展は世界と切り離れることができず、世界の発展も中国とは切り離すことができない。中国のさらなる開放と発展は、13億の中国人に幸福をもたらすだけでなく、世界各国にも多くの投資チャンスと大きな市場を提供し、世界経済の発展を促す大きなエンジンとなる。中国は平和、協力、発展の道を堅持しており、世界平和を維持しながら自らの発展を図り、自らの発展を通して世界平和を促す決意を固めている。