10年以内に「ネット上の第一言語は中国語に」
世界のインターネット関係企業や研究機関など42団体が設立したIPv6フォーラムのLatifLaid議長は、「現在、インターネット上のコンテンツの15%が中国語。10年以内に中国語がインターネットの第一言語になるだろう」と述べた。
分析によると、インドの人口は10億人、インターネットアクセス人口は500万、そのうち英語を自由に操れるのは30%である。一方中国は人口13億人、インターネットアクセス人口は1億人に達している。そのうち英語を自由に操れる者は5%に満たないといわれる。このため、中国は独自のネットワークとドメインシステムを所有したがっている。
IPv4には30億のアドレスが存在するが、それでも世界全体の10%を占めるすぎない。アジア太平洋地域についていえば、オーストラリアでは人口2100万に対し2000万のIPv4アドレスが割り当てられているが、中国やインドおよびアフリカでは、アドレスが枯渇している。このような地域では、IPv6を利用することでその差を縮めるしかない。
Latif Laid議長は、現在IPv6に力を注いでいる中国を「インターネット面の遅れた大器」と評した。議長は、4月に北京市で開催される「世界IPv6サミットフォーラム」を機会に、中国のIPv6の現状を視察する予定である。
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