2005 No.09
(0221 -0227)

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香港で釣魚島を開発し商業的に利用する新会社が発足

報道によると、釣魚島(日本名は尖閣諸島魚釣島)とその周辺の島の開発利用、観光事業や調査活動などを目的とする新会社がこのほど、香港で設立された。

新会社の名称は、釣魚島保全を表す「保釣」の2字を含んだ「中国民間保釣聯合会」(英語名はChina Federation of Defending Diaoyudao Islands Limited、登録番号は933675)。同社は昨年11月12日、香港法例第32章「公司条例」に基づいて会社登録機関から設立認可を受けている。香港の法的手続きに従って公章もつくられたが、責任者のさまざまな配慮から、会社設立はこれまで公表されなかった。

同社の創設者である童増会長によると、同社は間もなく第1回理事会を開き、次の活動を行う予定である。

(1)国家海洋局への釣魚島賃借申請

(2)約半年をかけて大型展示会「釣魚島列島――中国固有の主権領土」を全国で巡回挙行

(3)関連部門との協力による世界反ファシスト戦争勝利60周年記念活動の開催
同社の組織規定によると、同社設立の目的と業務範囲には、@法によって、国家主管部門に釣魚島の開発利用権を申請すること、A釣魚島や他国に無断占用されているその他の海洋国土で観光・調査・実地調査や関連の商業活動を実施、促進することなどが含まれる。

同社の登録資料によると、会社登録地は香港にあるが、本部は北京に設立されている。童会長によると、組織規定は同社の公式ウェブサイト(www.cfdd.org.cn)で公開されている。