2月の穀物価格やや高値に
中国国家発展と改革委員会価格監視観測センターによると、2005年2月、中国の穀物主要生産地区の買上げ価格がやや上昇した。中国全土の中等規模以上の都市における穀物の小売価格はほぼ安定を維持したが、個別の価格では軽微な変化が見られている。
2月、中国の25の穀物主要生産省のもみ、小麦、トウモロコシの総合買上げ価格は50キロ当たり71元前後で、前月と比べて0.16%上昇した。国有穀物企業の3種類の総合買上げ価格指数はわずかに上昇して70.97元となった。
主要生産地域におけるもみの平均買上げ価格は前月と比べて0.51%上昇の80元前後に達した。小麦は76.61元、トウモロコシは50元に値上がりしている。
中国政府は今年も農業や農村の発展に力を入れる方針をとる。穀物の市場での販売は、経営資格を獲得した企業に限られるが、穀物市場価格が最低買上げ価格を下回った場合、政府が一部の穀物企業を指定し、最低買上げ価格で購入させる場合もあるという。
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