国家為替レート管理局、「輸出刺激策、外資優遇はやめるべき」と表明

国家為替レート管理局の郭樹清局長は、中国が輸出増を目指す経済刺激策および外資誘致のための優遇政策を続けてきた結果、国内経済に大きな不均衡が生じてきたとして、こうした政策を変更すべきだという考えを示し、次のように語った。

郭局長は「こうした政策を実施してきたことで、不動産市場には「過度な投機」が見られるようになり、沿海部と内陸部の経済格差が広がった」と説明した。

さらに「現在のような速いペースで輸出が増えつづけることはあり得ず、輸出超過は必ずしもよいことではない」とも述べている。

2004年、中国の輸出総額は前年比35％増となり、輸出超過額は320億ドルにのぼった。また同年、外資による直接投資額は15％増の約610億ドルとなった。