2005 No.15
(0404 -0410)
 

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外交部スポークスマン、北京で行われた反日
デモについて記者会見

秦剛外交部スポークスマンは4月10日の記者会見で、北京でこのほど反日デモが行われたことについて記者からの質問に答えた。

――北京で9日に行われた反日デモをどう見るか。中国はどのような措置によって、日系機関や日本人の安全を守ったのか。

北京市の一部の民衆が、侵略の歴史などに対する日本の誤った態度とやり方への不満により、自発的に抗議デモを行った。中国政府はデモ参加者に対し、冷静さと理性を持ち、合法的で秩序あるやり方で自身の態度を表し、過激な行動を控えるよう求めた。関連部門は日系機関と日本人の安全確保のため多くの措置を取り、大量の警備関係者を動員して秩序の維持、事態の拡大の防止に努めた。また中国外交部は、在中国日本大使館に対して関連状況を伝えた。

中国国内では最近、多くの民衆が中日関係などの問題への考え方をさまざまなやり方で表現している。中国政府はこれを非常に重視しており、国際社会もはっきりわかっている。中国政府はこれまでと変わらずに、世界平和の保護、共同発展の促進、中日関係の発展という大局から出発し、国家と民族に対する真剣な責任ある態度で関連問題に適切に対処していく。

――北京でこのほど起きた反日デモで日本大使館が被害を受けた問題について、日本の外相が中国に対して謝罪と被害への賠償を求めた。中国はこれをどのように論評するか。

北京でこのほど反日デモが行われた中で、中国政府は始終デモ参加者に対して、冷静さと理性を持ち、合法的で秩序あるやり方で態度を表すよう求めた。中国に進出している日系機関や中国在住の日本人の安全を確保するために、関連部門は多くの対策措置を講じた。デモ活動の中で行われた一部の過激な行為は、われわれは目にしたくないものだった。

指摘しなくてはならないのは、中日関係に今日このような局面が現れていることの責任は中国側にはないことだ。日本側は、侵略の歴史など中国の国民の感情に関わる重大な原則的問題に真剣に対処し、適切に処理するべきであり、対立ではなく、相互信頼の増進、両国関係の大局を保護につながることをより多く行うべきだ。