2005 No.16
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唐家セン国務委員、日本外相と会談

唐家セン国務委員は、4月18日、町村外相と会談を行った。

会談では、唐家セン国務委員は、中日関係には困難が現れた時に行なわれた町村外相の中国訪問に歓迎の意を示し、また次のように述べた。

中日国交正常化以来の両国関係発展のプロセスが表明しているように、双方が歴史問題と台湾問題を適切に処理しさえすれば、中日関係の政治的基礎は強固なものになり、両国の関係は発展し、中日友好事業は前進することができる。ここ数年、日本は歴史問題や台湾問題で歴史に逆行し、たびたび中国人民の信頼を裏切り、両国の先輩の政治家の努力によって回復し、発展をとげてきた中日友好関係を損ない、両国人民の努力によって回復した友好的な感情を傷つけている。これは結局、中国にとって不利であり、日本にとっても不利である。

中国政府は一貫して、中日間の3つの政治文書(「中日共同声明」、「中日平和友好条約」、「中日共同宣言」)を基礎に、歴史を鑑にし、未来に向ける精神に基づいて、中日関係の安定、改善と発展に力を入れてきた。われわれは両国関係の改善と発展に誠意を持っており、日本政府も同じような誠意をもって、中国側と共に努力し、両国関係の改善のための積極的な雰囲気と有利な条件を作ることを希望している。

これに対し、町村外相は「わたしは日中関係を改善する願いを抱いて中国を訪れたものだ。日本側は歴史と台湾問題における中国側の強い関心をはっきり知っている。村山富市首相が1995年に表明した歴史問題における日本反省の態度に変化はない。日中間の3つの政治文書で表明した台湾問題における日本の立場にも変化はない。日本は『台湾独立』を支持しない」と述べた。