胡錦涛国家主席、AA諸国、協力の強化を
呼びかけ

胡錦涛国家主席は、4月21日ジャカルタでインドネシア商工会が主催したアジア・アフリカ商業サミットの宴席に出席し、「チャンスをつかんで、全面的に協力し、ともに発展しよう」と題する演説をした。胡錦涛国家主席は、「現在、経済のグローバル化が進展し、アジアとアフリカ諸国は、絶好のチャンスと厳しいチャレンジに直面している。チャンスをつかんで、協力を強化し、チャレンジし、共に発展を実現すべきだ」と指摘した。

21日夜、アジアとアフリカからの高官と商工業の代表400人が宴席に出席した。胡錦涛国家主席は今アジアとアフリカが直面しているチャンスとチャレンジを分析した後、「アジアとアフリカ諸国は、協力を強化し、共同の発展を実現しなければならない」と指摘した。

これについて、胡錦涛国家主席は、「第一は、国の実情に基づき、発展を図ること。これは今直面しているチャンスとチャレンジに対応する根本的な政策である。第二に平等互恵の協力を展開すること。これも今チャンスとチャレンジに対応するための効果的なやり方である。第3に協力と共栄の国際環境を作り出すこと。これもまたチャンスとチャレンジに対応するための重要な条件である」との意見を提案した。

さらに、胡錦涛国家主席は、「アジアとアフリカ諸国は互いに市場を開放し、地域間の交流を強化していくべきだ。先進国は多くの発展途上国の利益を考え、債務を着実に減免する。また発展途上国の人的資源の開発、科学技術発展の能力の強化、市場潜在力の開発を支援するよう」呼びかけた。

このほか、胡錦涛国家主席は、中国が改革開放して27年以来の大きな変化と中国経済と社会の持続的な発展を詳しく紹介し、「中国は長年の実践を経て、すでに実情と時代に適合した発展の道である特色をもつ社会主義の道を探し出した。これから、この道を歩んでいく」と述べた。

また、胡錦涛国家主席は、「中国の発展は多くの発展途上国の支持を得ている。発展途上国としての中国は、発展途上国との友好協力の展開を外交政策の基礎にしている。アジアとアフリカ諸国の経済貿易協力を非常に重視している」と指摘した。

胡錦涛国家主席は、「中国の発展に従って、中国政府はアジアとアフリカ諸国との互恵協力を深め、この地域の経済状況が厳しい国への援助を更に増やしていく。平和的な発展の道を歩む中国は、世界平和の維持と共同の発展促進に大きく寄与していくだろうと信じている」と示した。