薄煕来商務部長、EUは繊維製品問題を誇大すべきでないと強調
薄煕来商務部長はこのほど、欧州委員会のマンデレソン貿易担当委員と会見した際、「中国は、責任を持つ貿易大国であることから、EUは繊維製品問題を誇大すべきではない。中国の繊維製品に対して制限措置を取ることは中国側の利益だけでなく、EU側の輸出入企業と消費者の利益をも損なう」とし、次のように語った。
今年の第1・四半期に中国の一部繊維製品の輸出が伸びたのは短期的現象である。中国は責任を持つ貿易大国であることから、繊維製品貿易の一体化への安定した移行を保証するため、輸出関税を進んで上げ、輸出の払戻し税を下げるなどの一連の措置を講じた。これら措置の実施は積極的な効果を見せ、3月の中国の繊維製品の対欧州輸出の伸び幅はやや下がり、これからの数カ月には引き続き低下するだろう。昨年、中国とEUとの繊維製品貿易額は双方の貿易の7%しか占めておらず、双方には繊維製品貿易で補完性がある。中国はEUに繊維製品を輸出するだけでなく、EUから繊維製品の原材料や紡績機械をも輸入している。
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