胡錦濤国家主席は5月9日午後、ロシアのプーチン大統領とクレムリンで会見した。プーチン大統領は「ロシア政府と国民は、中国と旧ソ連がファシズムに反撃した歴史と、中国の人民が払った多大な民族的犠牲を常に銘記している」と表明した。
これに対し胡主席は「今年は中国人民抗日戦争の勝利60周年にもあたる。旧ソ連の軍民は当時、中国の抗日戦争勝利のために貴重な支援を提供した。われわれはこれを永遠に銘記する」と応じた。
今後の両国の関係について、胡主席は「中ロ戦略パートナーシップの発展をさらに促すため、両国は戦略協力を深め、各分野での協調と連携を強め、世界と地域の安定を守るべきだ。経済貿易協力の質を高め、大型の経済協力プロジェクトを実行することで、経済協力のさらなる緊密化や豊富な成果をもたらすべきだ」と述べた。
プーチン大統領は両国関係が順調に発展していること、各項合意が積極的に実行されていることに深い満足感を示した。また、中国統一への断固たる支持を表明し、6月末の胡主席のロシア公式訪問への期待を示した。
「人民網日本語版」2005年5月10日