2005 No.01
(1227 -0102)

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柴海涛氏、中国の貿易政策調整は経済成長と就業を優先的に考慮すべきだ」と語る

商務部国際貿易経済協力研究院の柴海涛院長は今後の貿易政策の調整ではまず経済成長率と就業などの問題を優先的に考慮すべきだとし、次のように語った。

総体的な発展趨勢および現有の支持条件から見て、今後かなり長い期間に、中国の輸出入は依然として国民経済と世界貿易の増加より速い発展趨勢を保ち続けるが、中国の対外貿易の持続可能な発展の中に依然として次のような無視できない制約要素が多く見られる。

(1)単に数量、価格の強みに頼って貿易増加をはかる方式の弊害がますます顕在化し、対外貿易方式を転換することは今後解決しなければならない最も重要な問題となっている。特に在来輸出品が土地、資金、環境保護の低コストを利用する現状、労働者の賃下げによる製品のコストダウン、低価格での体外販売競争の拡張パターンは調整すべきである。

(2)中国の輸出規模拡大にともになって、貿易摩擦が頻繁に発生する。これを無視するかまたは過度に敏感に対応するならば、問題の正常な解決に役立たない。貿易摩擦に対応する正しい考えは、WTO規則に適応し、自らのためにそれを利用し、メリットを獲得するということである。今後の貿易政策のいかなる調整も中国の経済成長率と就業率の必要などマクロ経済指標を優先的に考慮すべきである。