2005 No.01
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>>記者会見

外交部、中日友好の決め手は共同の努力

劉建超外交部スポークスマンは12月28日の記者会見で、記者からの質問に次のように答えた。

――来年は中日の1894〜1895年の戦争(日清戦争)から110周年に当たる。まさにこの戦争により、中国は日本への台湾割譲を余儀なくされた。また、主権を侵害され国辱を被った1915年の「対華二十一カ条要求」の締結から90周年に当たる。65年前の1940年には、日本が傀儡(かいらい)の「満州国」を建てた。日本の半世紀に及ぶ中国侵略(の終焉)から、すでに60年が経つ。中国は来年、こうした記念日を利用するか。両国は今年、経済関係は良好だったが、政治面の摩擦は絶えなかった。中国は来年、中日関係改善のためどのような必要措置を講じるか。

台湾問題も含む歴史的問題について、われわれは「歴史を鏡とし、未来に目を向ける」姿勢で歴史の教訓を十分に汲み取るよう主張する。中国と日本は重要な隣国であり、歴史上では長期にわたる友好的交流があった。中日国交正常化以来、中日関係の発展は全体から言えば比較的順調で、政治、経済、人的往来などではいずれも友好的協力が行われ、双方の国民に多くの実質的利益がもたらされた。もちろん、世界には多くの変化があり、中日両国自身にも多くの変化があった。しかし、中日両国の友好が中国と日本の国民の利益になり、アジア太平洋地域や世界全体の平和と安定に役立つという点は変わっていない。中日間の友好は双方の共同努力にかかっており、すべて中国側にかかっているわけではない。中日関係は現在、特に歴史的問題と台湾問題で困難に直面しているが、われわれは日本側に対し、中日友好の大局に立って問題を適切に解決することで、中日関係を健全かつ安定して前進させ、中日両国の人民に幸福をもたらし、中日両国人民の子孫に幸福をもたらし、地域や世界の平和と安定に貢献するよう望む。