50年前、世界史上初めて欧米諸国が参加しない国際会議、アジア・アフリカ首脳会議(バンドン会議)がインドネシア・ジャワ島の高原都市・バンドンで開催された。中国を含む29カ国は国連憲章に合致する世界平和と協力の促進に関する宣言、バンドン十原則(平和十原則とも呼ばれる)を全会一致で採択した。このバンドン十原則と、中国とインドが提唱した平和共存五原則は、発展途上諸国間の相互協力に向けてしっかりとした基礎を打ち固め、覇権主義と単独主義に対抗する国際協力に主導的な役割を果たすとともに、非同盟運動と反植民地主義、反アパルトヘイトの流れを生むなど、新しいタイプの国際関係の基礎となった。
|